「援助交際」の登場する作品について

邦画ファンに「援助交際を扱った作品」と聞くと、筆頭に挙げられるのが「リリイ・シュシュのすべて」ではないでしょうか。「リリイ・シュシュのすべて」は、「花とアリス」で知られた岩井俊二監督の作品で、援助交際をする少女達の生活や絶望感を非常にリアルに表現されています。援助交際をテーマにした作品と言えば、空や樹木のような自然の風景は登場しないのが一般的です。

援助交際を描いた作品は、携帯電話、新宿、ホテル、お金など欲にまみれた物であふれています。しかし、援助交際の少女たちの目には青空も道路脇の街路樹も映っているはずです。援助交際をする少女達の世界にも、必ず自然の風景はあります。岩井俊二監督の作品には、そういった部分も丁寧に描かれている為に、彼女達の絶望感がリアルに伝わってくるのです。

「リリイ・シュシュのすべて」は、少年少女による社会問題がリアルに描かれていて、これ以上に若者の視界を理解した作品はないのではないかと思います。岩井監督が少年少女たちの目線に立ち、その心まで理解しているからこそ、若者にも指示される作品が出来上がったに違いありません。援助交際の世界を知りたいなら、「リリイ・シュシュのすべて」を観ることをオススメします。

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